「ボトムアップでのアジャイルチームづくりは、どうしたらよいか?」
「アジャイルチームを作ったものの、なかなかその先に進まない」
「顧客要望やトップダウン指示で、アジャイルチームを早急に作り成果を求められているが何から始めたらよいか、わからない」
こうしたご質問を数多くいただくようになりました。日本企業の経営層から開発エンジニアまで、みんな悩んでいるみたいです。
みなさんご存じの通り、アジャイルにおけるマネジメントの基礎は、チームにあります。チームがなければ、ベロシティも測れないし、見積もりもできないし、デリバリーできません。しかし、いまだに、作るものが決まって、予算が取れてから人をかき集めるプロジェクトが後を絶ちません。どうやって調達・開発するのかが決まっていないのに、なぜか金額や期間は決まってしまう。
まあ日本人、子供のころからチームチーム刷り込まれてますし、集まれば仲良くやることには長けてます。なんとかしますよ。大人ですし。
「うちの会社にいる人間はまじめな奴が多いから、
チームというのは勝手に集まればできるもので、
まあ、よいチームを作るためにワークショップでもして、親睦を深めたらいい」
....などと、簡単に思っているマネージャーも結構多いのではないかと思います。
ち・がーーーーーーう。
そんな風にしたって、簡単にはうまくいかないこと、みんな体験してますよね?
小学校の掃除の班でケンカが絶えない。遠足のグループ活動が楽しくない。
あいつの言うことが納得できない。一人でやった方が仕事が早い。
特定の人が仕事のほとんどを背負って周りは動けてない。
うまくできない人がいるけど十分に教える余裕がない。
私たちのチーム作りは失敗の連続。
でも仕方ない。人間関係って難しいから。
私一人が我慢すればよいのだ。
...いつもそうやって、うまくいかないことに蓋をして、めんどくさいことを先送りしようとします。
じゃあ、どうやってチームを作るのか?
本セッションでは、ここに答えていこうと思います。
大企業から中小企業まで経験を持つ、アジャイルコーチ三人衆が、それぞれの経験から話をしていきます。
チーム作りの各段階で、どんなことを考えながら作っていくのか、参考になる話もならない話もあると思いますが、
参考になるところだけ持って帰っていただければと思います。
チーム作りのプロセス
- 一人目の仲間を作る
- 話し合いながらアウトプットする
- ものの置き場を確保する
- 成果をアピールする
- やったことをふりかえる
- 技術的負債を解消する