日本の開発者・経営者に特に伝えるべきAgile Testingのエッセンス
AgileやScrumにおいて、Agile Testingはあまり盛り上がっていない分野です。
- 「Testing?やってるよ。開発は全てテスト駆動開発(TDD)でね。」
- 「AgileやScrumでは全てチームで行うので、QAやTesterは必要ないよ。」
- 「チームの外で、QAがテストしてるみたいだね。詳しくは知らないけど。」
こんな風に思っている開発者も多いのではないでしょうか?
今回の新潟トラックのkeynoteでも講演したJanetとLisaによる書籍『Agile Testing Condensed』は、このような開発者や経営者に対してAgile Testingのエッセンスを紹介しています。
本講演では、Agile Testingの「Condensed=濃縮された」内容が書かれている書籍『Agile Testing Condensed』の中で、現在の日本の開発者に特に伝えるべきだと感じた内容を、この書籍の翻訳者本人である発表者が紹介していきます。
紹介の際には、日本ならでは事情や書籍に載っていない補足なども加えてお伝えする予定です。
Outline/Structure of the Talk
下記の予定です。
- Agile Testingの歴史
- Agile Testingとは何か改めて考える
- Agile Testingにおける有効な手段
- Agile Testingでよく使われる図を再考する
- 今日のAgile Testing
Learning Outcome
- Agile Testingとは何か理解することができます
- 開発者とQAが協働してAgile・Scrumをやっていく方法を知ることができます
Target Audience
Scrumの中でテストをどのように行なっていけば良いのか悩んでいる開発者・QA・経営者
Prerequisites for Attendees
必須の準備は特にありませんが、自チームにおけるテストに関する課題を考えておいて聴講に臨むと、さらに楽しめるかもしれません。
schedule Submitted 7 months ago
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