スクラムマスターのための、解決思考ワークショップ
スクラムチームにおいて、日々ぶつかるチームの課題。
多くのスクラムマスターがふりかえりやあらゆる対話の場でこれらを解決すべく、ファシリテートを行なっていると思います。
一方でスクラムイベントについては書籍や勉強会学べるものの、その場その場で起こる問題解決の変え方(≠手法)は学べません。
そこで本セッションを通じて、下記に軸をおいた課題解決の考え方に触れていただき、自身のチームへ持ち帰っていただければと思います。
- 「問題思考」ではなく「解決思考」(参考:ティール組織におけるSDMIモデル)
- スクラムマスターではなく、チームが課題解決するためのファシリテーション(参考:自己組織化への具体的なプロセス)
- 「承認プロセス」「合意(コンセンサス)」「助言プロセス」の考え方
Outline/Structure of the Workshop
・ワーク:よくある事例に学ぶ「助言クイズ」(あなたならどう助言する?)
・講演:SDMIモデルに学ぶ「解決思考」とは
・ワーク:自分のチームの課題を「解決思考」で考える
・ワーク:参加者同士の相互助言による「助言の実践」
Learning Outcome
・課題の本質を見抜けるようになる
例) 「長い会議を辞めたい」という言葉からは「会議の時間を短くすること」だけが答えのように見えるが、本質は「会議が停滞しているために生産的でなく感じる」では?だとしたら、解決方法は「時間を短くすることだけではなく、中身を濃密にすること」では?
・直接的な解を提示するのではなく、自分で考えてもらうための助言ができるようになる
例) 「こうしたら良いんじゃない?」というあなたの意見ではなく、「あなたはどう考える?」という問いを深めて自身で解決方法を気づいてもらうような助言
Target Audience
チームに自己組織化して欲しいマネージャー。チームへの助言に課題を感じているスクラムマスター。つい自分で解決してしますマネージャー。
Links
直接的な話ではないですが、うちのチームの課題解決の一部です。
schedule Submitted 1 year ago
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Saito Norihiko - 新米アジャイルコーチが感じた絶望と希望
45 Mins
Talk
Beginner
約一年前、他社向けアジャイルコーチとして転職し、10チーム以上でのスクラム導入を支援してきました。
過去3チームでスクラムを経験し、最終的には最高のチームになったと思いつつも、あえなくチームが解散。
"アジャイルコーチ"が何を指すかもわからず、アジャイルについて広範な知識がないまま、アジャイルコーチになりました。その人生的負債※は、やがて大きなツケとなって自分に襲いかかりました。
最初は日々誤魔化していたもの、すぐにメッキが剥がれ、成果は出ず、顧客、上司、同僚、他コーチとの関係が次第に悪化し、やがてどん底まで追い込まれていきます。今回は、「新米アジャイルコーチが感じた絶望と希望」と題して、アジャイルコーチに興味がある方、目指している方、そして、たまにはベテランのドヤリングではなくて新米コーチのローリング(七転八倒)が聴きたい方に向けて、コーチとして味わった失敗談と、再生、そして希望についてお話しします。
セッション後、こんなことを感じて頂ければ最高です!
「こんなバカでもやってるのだから、私だってきっとアジャイルコーチになれる!」「けど...もう少し冷静に考えよう......今の方が幸せかも」
※: 人生を舐めた事によるツケ、今も現在進行形で味わっている
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